鍵で積極的に防犯対策
駅前や繁華街に、新しい自転車を鍵をかけずに置いておいたら、残念ながらすぐに盗まれてしまうでしょう。
逆にみるからに頑丈な鍵をつけている自転車は、その状態を見ただけで、盗まれてしまう事を強く拒否している持ち主の意思表示を感じられます。
鍵というのは、誰かに盗られる事を実際的に防ぐ役目を持つのはもちろんのこと、『これ』が自分にとって大切なものです、という事をも表しているのですね。
なので、鍵の存在自体をアピールするというのも、防犯対策にとって大切な事だと思われます。
よく、玄関先にセキュリティ会社のシールを貼ってみえるお宅がありますが、それも『我が家は防犯対策をしっかりしている家ですよ』という意思表示なのですね。
でも、そのような警備会社へ依頼しないと、防犯ができないわけではありません。
泥棒は、住居侵入をしようとして、2~5分以上の時間がかかると、その家への侵入をあきらめるそうです。
案外と短い時間をしのぐことができれば、大丈夫なのですね。
そのためには、普段の戸締りが大切です。
少しの時間だからと、鍵をかけないで外出するのはもってのほかです。
統計によると、泥棒の侵入経路は、ガラス破りがトップですが、なんとその次の経路は、無施錠の出入口からの侵入となっています。
ほんのゴミ出しの間に、泥棒に入られたという事件もあるそうですし、泥棒の目が、ほんの隙を狙って、どこで光っているかわかりませんね。
逆に、盗むのに時間がかかりそうなモノ、所は、泥棒も警戒して盗もうとしないようです。
先ほどの自転車の場合ですと、鍵の2個、3個付けがそれにあたります。
住宅においても、二重ロックというのはとても効果的な防犯対策になります。
一つの鍵を開けて侵入しようとしたところ、もう一つの鍵の機構も効いていたとしたら、侵入しようとした犯人は、この家は防犯意識がきちんとした所だから、貴金属も簡単には探し出せないかもしれない、と、入ろうとした段階であきらめてくれそうですね。