鍵の備えあれば、憂いなし
家の鍵は、常に2個以上持っていた方がよいでしょう。
毎日外出する時に持って出る鍵。
家に保管しておくマスター・キー。
そして、万が一に備えてポストなどに置いておく、もう一つの鍵です。
このような鍵がなぜ必要かと言えば、なんらかの事情で鍵を持っていなかった場合でも自宅に入れるよう備えておくためです。
ひとり暮らしの場合は、とくに欠かせません。
たとえば、会社帰りに、同僚と一杯なんて日もあるでしょう。
仕事の愚痴や会社の先行きなどを話しているうちに熱くなってしまい、もう一軒、もう一軒と、気付いてみたらベロベロに酔っぱらってしまっています。
なんとか終電に間に合い、やっとのことで自宅まで帰って来たのに、ポケットを探しても鍵が見当たらない、紛失してしまったのですね。
もう家には入れません。
仕方なく、友人の家かホテルで一泊…。
そんな経験ありませんか?また、家族や恋人と暮らしている場合でも、ポストの鍵が救いになってくれる場合があります。
鍵を持って出ている相手が、仕事の残業或いは飲み会などで遅くなる時には、同居している人間が家に入れなくなります。
あなたの大切な誰かが、真夜中の露頭に迷うことになるのです。
いずれの場合でも、自分か同居人しか知らない鍵の在処を知っていれば、このようなトラブルを避けることが出来るのです。
鍵のスペアを作るのに、それほどお金も手間もかかりません。
何かあった時のために、一本か二本はスペアの鍵を作っておいた方がよいでしょう。
また、そうしたスペアキーだけでなく、両親や兄弟に預けておく合鍵も日頃から用意しておく必要もあります。
たとえば災害時などに家の中から助けを求めたり、不在時に大切なものを取りに行ってもらったり、緊急時には役に立つものです。
もちろん、無闇やたらと合鍵を作って人目に付くところに置いたり、たくさんの人に渡したりするのはよいことではありません。
あくまでも緊急時を想定した備えなのです。
もう一本を取っておく余裕が、いざという時に強い助けとなってあなたを助けてくれるでしょう。